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2023.05/17 [Wed]
花鉄写真「ローピン機関車とオオキンケイギク」
最初にお断りしておきますが、オオキンケイギクは、日本の生態系に重大な影響をおよぼすおそれがある植物として、外来生物法による「特定外来生物」に指定され、栽培、運搬、販売、野外に放つことなどが禁止されています。下の撮影地は、所有不明の空き地に生えていたものですが、庭先などに植えられていると、環境省から警告される場合もありますのでご注意ください。違反した場合の罰則もかなり厳しいものです。知らずに植えている方も多いので、あえて記事にしています。
参照 環境省警告文書
罰則 これらの項目に違反した場合、最高で個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科せられます。
ローピン機関車とオオキンケイギクの花鉄
※ローズピンク色の機関車はたぶんEF81
あいにく、新幹線の高架の影に入ってしまい、ローピン機関車が暗く写ってしまいました。
単機に見えますが、ガラガラの貨車をたくさん牽いて行きました。
オオキンケイギクの花言葉「いつも明るく」「きらびやか」
花言葉はすてきだし、見た目もいいんですけどね~

高架の向こうでも811系電車は、朝の光をギラリと反射して光ってました。
キバナコスモスとよく似ていますが、花の時期は5月~7月。
北アメリカ原産の多年生植物です。
高さは30~70センチメートル程度。
飛んだ種がどんどん株を増やして繁殖します。
人の手が入ってなさそうな荒れ地ですが、繁殖力がすごいです。
少し離れた川沿いにもこんなに繁殖していました↓
よく似ているキバナコスモス↓
葉っぱの形がだいぶ違いますが、花はそっくりなので咲く時期の違いで見分けてください。
キバナコスモスの花時期は8月~10月頃です。
かつてはキンケイギクという花もありました。キンケイギクは江戸時代に日本に入り、1950年代までは園芸用として広く流通していました。しかし、繁殖力が弱く、後発で多年草のオオキンケイギクなどに取って代わられ激減したと考えられているそうです。
そういう意味でもオオキンケイギクは悪者扱いなのですね。
去年、絶滅したと思われていたキンケイギクが自生しているのを藤沢市で発見したというニュースもありました。
今月の花鉄写真
(LINEで送れる動画イラスト)
Re: 峠さん
温度差の変化に体がついていけません。
オオキンケイギク、最近、あちこちで見かけるようになりました。
すごい繁殖力ですよね。
違反だと知らずに持ち帰って植える人も多いのかもしれません。
たしかに花はきれいなんですけどね。