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2019.11/14 [Thu]
墓じまいは大変だよ その1
夫が亡くなってまっさきにしなくてはならないのは
「葬儀の日取りを決め、お寺さんをお願いしなくちゃ」
でした。あたりまえですが。
あらかじめ葬儀はココと想定していた会場は、運良く空いていたので
すぐにおさえました。
しかし、我が家の菩提寺は、遠い長崎の山のほう。
片道3時間以上かかります。
それでいつも代理で年忌法要をしていただいている市内のS寺に
葬儀のお経をお願いすることにしましたが、、、、
市内のS寺では、「お引き受けはしますが、まずは菩提寺に連絡して
戒名をいただいてください」と。。。当然ですね(^^;
そして菩提寺のT寺から戒名をいただき、葬儀を終え、
「さて、納骨はどこに?」と考えたとき、
今の菩提寺は片道3時間以上かかり、今後ずっと行き来が大変なことから、
夫の遺志でもある「墓じまい&菩提寺移動」をすることに一大決心!!
夏は草が生い茂り、墓までたどり着けないこともありました。
とはいうものの、「墓じまいは大変だ」とよく聞くので
まずはインターネットで検索。。。。
windows amido・・・なつかしい
すると墓じまいには、以下の手続きが必要だとわかりました。
(便宜的に箇条書きしていますが、必ずしも順番は以下の通りではありません。)
1.墓の管理者を特定する
2.墓に関係する親戚縁者の同意を得る
3.収骨されている骨の確認をする
4.菩提寺に離檀を了承してもらう
5.受け入れ先のお寺の了解を得る
6.受け入れ先の墓・または納骨堂を買う(永代使用権を得る)
7.墓のある土地の自治体に「改葬許可」を願い出る
----↑イマココ
8.受け入れ先の受入許可証が必要な場合もある
9.墓撤去の工事業者(石屋)を決める
10.墓撤去の日取りを決め「魂抜き」法要をする
11.取り出した骨を受け入れ先の寺に納骨する
これだけの段取り・手続き・費用が要るのです。
まあ、ひとつひとつが時間と労力のかかること。(´。`)はぁ・・・
しかも、我が家の墓の場合、「元は共同墓地で土地は自治体のもの、
管理は菩提寺」という複雑さもあり、遠方とのやりとりも時間がかかり、
けっこう大変でした。

先日、長崎のT寺まで行き、ようやく墓じまいの段取りが決まったところです。
町役場にも改葬許可申請書を提出してきました。
そして、受け入れ先のS寺は、5年先にお寺の大改造があるとのことで
想定外の寄付金がいることもわかり、葬儀・納骨堂・寄付金・法要など
合わせるとかるく百万が飛んで行きます。
もちろん元檀家のT寺にも戒名・法要・墓撤去工事・往復交通費などで
ウン十万が必要です。
けっこうな出費でございます(´。`)はぁ・・・
また、葬儀の後も、未亡人は膨大な手続きに追われます。
年金・健康保険・世帯主・引き落とし口座、病院への支払い、生命保険の請求その他もろもろの手続き。
この年でも大変なのに、年取っていたらとても1人ではできないと思いました。
その間にも後から訃報を聞きつけた弔問客が次々来るし、
1週間毎にお寺さんは来るし、忌明けのお返し・挨拶状の準備はあるし、
けっこう忙しく、悲しみにひたっている場合ではないです(^^;
そんなこんなの現在ですが、
「墓じまい&菩提寺移動」の件は、興味のある方もおられると思いますので
今後につづきを書きますので、参考にしていただいたら幸いです。
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