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2018.01/09 [Tue]
NHKスペシャル「人体・骨」&「水泳選手と骨密度」
NHKスペシャル「人体」第三集の「骨」を見ましたか?
骨から「若返り」に影響する大切なメッセージ物質が体全体に発せられているという内容にびっくりw(°o°)wでした。
そして、骨を強くするには
「骨に衝撃が伝わる運動」が大切だということも言われていました。
そこで思い出すのがいつか見た早稲田大学の論文です。
「男子大学生競泳選手の骨密度と体格の関係」
他の競技の選手や一般人に比べ、水泳選手の骨密度は低いと言われています。
そういえば、私も数年前に骨密度を測ったとき、
同じ年齢の人の平均よりわずかに低く、
当時は週に5回、2キロずつ泳ぐ運動していたので意外に思いました。
その理由はこうです↓
骨に対し、重力や身体運動による衝撃が少ないと骨形成がされにくいため
ほとんど衝撃を受けないスポーツである水泳では、骨密度が低い選手が
他のスポーツに比べて多い。
論文では、
男子大学生20人の骨密度データ平均は一般人の平均値と同じぐらいでしたが、
これは、スポーツ選手の平均よりは下ということです。
水泳選手の中には、座り作業の一般人より骨密度が低い場合もあるそうです。
しかし、個人差が大きく、一般人平均値の80%から120%と大きなばらつきが
あるので、骨密度と体格との関係を研究したのが、上の論文です。
詳しい説明は論文をご覧になっていただきたいのですが、
ざっくり言うと、
筋肉量の多い選手は骨密度も高いということが言えるそうです。
ただ水泳選手はやたら筋肉量を多くすると、
かえって水泳技術の向上に悪影響する場合もあるので、
そのバランスの見極めが大切だそうです。
NHKスペシャルでは、骨を強くすると
体全体に若返りのメッセージ物質がたくさん運ばれて体が若返る
とありましたので、骨を強くすることの大切さがよくわかりました。
では、骨を強くするにはどうしたらいいかというと
以下の3点が重要だそうです。
1 骨の材料であるカルシウムをしっかりとること
2 日光に当たってビタミンDの働きをよくすること(ビタミンDはカルシウムを使って骨をつくる働きを促進させます。)
3 運動 (骨に衝撃が伝わるような運動)
水泳選手は夏でも室内プールで練習することが多いので、日光に当たる時間も他のスポーツに比べて少ないかもしれません。
骨密度を高めるのにお勧めの運動は何かというと
それはジャンプだそうです。
NHKスペシャルでも毎日ジャンプ運動をして、
骨密度を高めた例が紹介されていました。
でも、中高年になるとひざや腰への負担が気になりますね。
ジャンプの効果的なエクササイズ
ジャンプの効果的なエクササイズがネットで紹介されていました。
元気よくジャンプを行って脚の骨に大きな衝撃力を加えてあげましょう。
5~10回跳ぶジャンプを行います。
ジャンプの間には、数秒間の休みをはさみます。
連続でジャンプすることは、ひざなどを痛めることになるので止めましょう。
5~10回のジャンプを一日に1セットでもOKです。
1日に3セット行うと、効果は高まります。
これぐらいのジャンプなら毎日できそうです。
私も高齢になったとき骨粗鬆症にならないように、心がけたいと思います。
参考記事
1996 スポーツ種目と骨密度 (服部由季夫ほか)
今年は、長く水泳を続けるためにも、毎日ジャンプをして、骨密度を上げて
若返りメッセージ物質がたくさん出るような体にしようと思いました。
参考サイト
・NHKスペシャル「人体」
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