Entries
2018.06/04 [Mon]
ドヴォルザークの交響詩「水の精」はとーーっても恐かった
今日のNHK-FMクラシックカフェは水の音楽特集みたいでした。
その中の1曲、ドヴォルザーク作曲の交響詩「水の精」を初めて聴きました。
特徴のあるフレーズが全曲中に繰り返される中で、何かの物語を象徴するような音楽でした。
音楽そのものは、まとまりがあり、オーケストラを生かしたいい曲だと思いましたが・・・・
「水の精」というと、キラキラした女性の妖精をイメージしていましたが、
調べてみたら全然違ってて、物語は
元となった交響詩の内容を音楽に合わせて表示した動画がありますので
ご覧になるとどんな内容かわかります。
音楽に合わせてテキスト表示が変わっていく動画です。
※恐い話が苦手な方は、動画を見ずに音楽だけお聞き下さい。
この水の精は男性で、日本のカッパを洋風にしたようなイメージですね。
あるいは、孫悟空に出てくる沙悟浄の西洋版?
おかーちゃんの言うことはちゃんと聞いた方がいいよ
※原作「水の精」はチェコの詩人エルベンの叙事詩です。
ベルリオーズの幻想交響曲も断頭台の場面が出てきたり
クラシック曲の中には、けっこうホラーな内容の交響詩があるけど
ドヴォルザークは、音楽家としては幸せな人生を歩んだと思っていたので
こんなホラーな曲を書いていたとは意外でした。
彼は、何を思って、この曲を書いたのでしょうか?
曲自体は、情景描写に優れていて、ダイナミックさもあり、美しいメロディーもあり
すばらしい曲だと思いました。
一度聴いたら忘れられないテーマが繰り返し繰り返し出てくるところも、印象的です。
いやあ、なんか、大好きなドヴォルザークにも知らない部分があったのだな~
と感慨にふける午後でした。
コメント
Comment_form