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2018.11/20 [Tue]
鉄道番組「がんばっている地方鉄道(がっちりマンデー)ひたちなか海浜鉄道」
毎週日曜朝放送の「がっちりマンデー」をいつも見ています。
公式サイトhttp://www.tbs.co.jp/gacchiri/
2.懐かしのアレを復活させて鉄道ファンをトリコにした「しなの鉄道」
アイデア勝負で儲かっている会社を紹介する番組なんですが、
11/18放送は「儲かっている地方鉄道」の特集でした。
地方鉄道と言えば、どこも人口減少で利用者激減し、赤字路線が多いという印象ですが、中には、こんなに儲かっている鉄道もあるんです。
1.赤字ローカル線が地元客に目をつけてV字回復「ひたちなか海浜鉄道」
ひたちなか海浜鉄道は、
JR常磐線の勝田駅から那珂湊を経由、太平洋沿いのひたち海浜公園が近い終点・阿字ヶ浦まで1路線だけを運行しています。
いかにも赤字ローカル線って感じですが…
駅で待っていると?
想像に反してかなりの人が降りて来きました!
10年前には慢性的な赤字でしたが、ここ10年で年間の輸送人数を30万人も伸ばしているそうです。
吉田社長が目をつけたのは、地元のお客さんでした。
「年間通学定期」は、120日分の運賃を払えば、高校生は1年間まるまる乗れます。
それだけではなく、単線だった線路に1カ所、行き違いが出来る場所を増やしたせいで、40分おきだったダイヤが20分おきになり、高校生がどっと利用するようになったのです。
ここ10年で年間の輸送人数を30万人も伸ばしているそうです。
660万円あった赤字も、コツコツと積み重ね、黒字経営に復活させたのは、立派ですね。
しかも「ひたちなか海浜公園」までの延伸も計画しているそうです。
意欲的ですね~
2.懐かしのアレを復活させて鉄道ファンをトリコにした「しなの鉄道」
しなの鉄道は軽井沢駅から篠ノ井駅までの「しなの鉄道線」と長野駅から妙高高原を結ぶ「北しなの線」を運行しています。
長野まで新幹線が開通した時に、ほぼ同じところを走っていた在来線をJRが手放し、それを譲り受けてスタートした路線です。
車両にあるアイディアを施して、鉄道ファンを大量に呼び寄せることに成功したんだそうです。
そのアイデアとは、↓この電車です
鉄道ファンならおなじみの国鉄色電車です。スカ色とも呼ばれています。
115系電車は、東日本にあるのはほとんど「しなの鉄道」にあるという状態。
元々「しなの鉄道」は、お金がなかったため、JRから使わなくなった古い車両ということで、この115系を買っていたのですが、それがいつの間にかプレミア化。
現在では、東日本で走っている80両のうち59両が「しなの鉄道」にあるそうです。
乗客数も1年間で10万人UPしました。
また、駅改革にも大きく取り組みました。
元々軽井沢駅は、12両の特急が止まっていたのですが、現在のしなの鉄道は3両編成。と、なると、スペースがかなり余るので子どもたちが遊べる広場を新設しました。
さらに新幹線の改札がある3階には地元店が並ぶ商業施設をオープンしたり、と、まさに都心の鉄道のように「駅ナカ」を充実させまくりました。
その結果、軽井沢駅の利用者数は、観光客や、地元地域のお客さんも含め、半年で3万人UPしたそうです。
アイデア次第で地方鉄道もがんばれるんですね!
ひたちなか海浜鉄道を動画で見たい方へ
鉄好き芸人鈴川絢子さんのひたちなか海浜鉄道紹介動画↑
8分47秒
しなの鉄道全115系4種の動画
踏切を通過する115系をすべて見られます↑
2分32秒
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