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2018.11/23 [Fri]
トリトン晴れた海のオーケストラ
昨日の「ベストオブクラシック」NHK-FMは
「トリトン晴れた海のオーケストラ」という変わった名前のオーケストラによる演奏でベートーベンの交響曲1番と3番というプログラムでした。
初めて聞く変わったオーケストラの名前に
「なんだろう?」と、Googleせんせに聞いたら
いろいろなオーケストラの首席演奏者や副主席演奏者が集まって作った
小編成のオーケストラだそうで、「指揮者なし」が特徴なんだそうです。
「へー、指揮者なしでどうやってテンポや強弱や音の色合いを合わせるのかしら」と思っていたら、
この日のゲストがこのオーケストラのコンマスの方で、
その疑問に対する回答をしていらっしゃいました。
(コンサートマスター:矢部達哉さん)
ざっくりまとめると
「少人数のために、全員のアイコンタクトがとりやすく、体のわずかな動き、顔の表情、目配せで全員の心が読み取れて、しかも指揮者にたよることなく、自分たちの気持ちで音楽を作り上げることができるのが魅力」
のようなことを話していました。
指揮者がいないことのメリットというのもあるんですね~。
なるほど・・・指揮者がいたら、指揮者の指示通りに弾かなくてはならないから、ある意味ストレスもありますよね~(^^;
聴いた音楽は、編成は小さくてもひとりひとりの演奏者のレベルがとても高く、それでいて、全員がバランスよく絶妙に溶け合っていて、すばらしい演奏だと思いました。指揮者がいないことを忘れるほど完璧に一体化してました。
一般的な編成のオーケストラと比べても、音の豊かさという点でも遜色のない演奏で、これは今後が楽しみだなと思いました。
「トリトン晴れた海のオーケストラ」は、これから「ベートーベンの全交響曲」を数回に分けて演奏する予定だそうです。
私はベートーベンの全交響曲の中では、わりと8番が好きなんですよ~(^^)
もちろん全部好きですけど。
NHK-FMで全部放送してくれるといいな~。
ちなみに名前の由来は、演奏基盤となっている第一生命ホールが
トリトン・アーツ・ネットワークというNPO法人の拠点になっているからみたいですよ。
トリトンの名はたぶん手塚治虫原作の漫画「海のトリトン」からきていると思われます。
公式YouTube↓過去の演奏ダイジェスト
12月にベートーベン2番と5番のコンサートがあるそうです
東京の方でクラシックに興味のある方はいかが?
ポチありがとうございます
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