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2022.03/29 [Tue]
駅印帳の旅「肥薩おれんじ鉄道阿久根駅」
肥薩おれんじ鉄道は、八代(やつしろ)から川内(せんだい)を結ぶ全長約117キロの第三セクター路線です。全部で28の駅があります。映画「かぞくいろ」の舞台にもなったローカル色豊かな路線です。
新幹線も乗り放題のきっぷなので、新幹線と接続している出水(いずみ)から阿久根(あくね)、阿久根から川内へ、と乗り鉄しました。
肥薩おれんじ鉄道の出水駅は、JR線と通路でつながっています。
阿久根まで乗った列車↓
反対側ホームの列車↓
運転席↓整理券を取って運転士さんに料金を払って降りるのはローカル線あるあるです。
出水から阿久根までは25分。
あいにくの雨で途中の海が見える景色は、堪能できませんでしたが、阿久根駅がとてもとても立派で驚きました。
ホームから見た改札口↓
駅舎内のホール (ホーム側) 女性の方が美しく花を活けていらっしゃいました。
ホール反対側には、水戸岡鋭治さん監修の待合スペースが、リゾートホテルのようなたたずまい。
片隅に置かれたアップライトピアノは、誰でも自由に弾けるストリートピアノ。
至る所にふんだんに木をつかっているところが、いかにも水戸岡さん。
左手はカフェになっています。
外観はこのようにおしゃれな造りです↓右側のガラス張りのスペースは、駅にたくさんある本を読みながら、自由に過ごせるテーブル席や自販機があります。左手はカフェです。
待合室とフリースペースの間にある廊下には、本棚に単行本がびっしり。
おしゃれなブックストアーみたいなスペースです。自由に手にとって読めます。
突き当たりは、トイレにつながる廊下ですが、ここにもベンチが置かれています。
洗面所は、高級ホテルのよう↓ペーパータオルもたっぷり用意されています。
驚いたことに個室内には、生理用品まで常備してありました。↓
ここまでサービスの行き届いた駅トイレは、初めてです。
カフェには入りませんでしたが、カフェ前の展示スペースには、郷土の名産などがおしゃれに展示してあり、その中に「阿久根の由来」も展示してありました。↓
「あくね」の「あく」は魚や漁業の意味で、「ね」は岩礁を意味しているそうです。
古くからある地名で、「阿久根」と表記するようになったのは1451年とのこと。
駅から5.6分歩くと漁港があります。↓
そして、映画のロケ地となった記念のプレートも↓
この映画は、血のつながりはないけど法律上は祖父、母親、息子の関係の3人の物語です。
祖父は肥薩おれんじ鉄道の運転士で、突然同居することになった嫁(夫は急死)は運転士になることをめざし、その息子は、夫の先妻の子だから血のつながりがない、という複雑な人間関係のストーリーです。2018年公開時には、劇場で見ました。感動しました。
映画RAILWAYSシリーズは、全部で3作あります。他には富山地方鉄道バージョン、一畑電鉄バージョンがあり、先日、一畑バージョンがテレビでも放映されていました。3作とも鉄道を愛する人々の思いがあふれている素敵な作品です。機会があれば3作、ご覧ください。
1時間ほどフリースペースで水戸岡さんのデザインブックを見て過ごし、次の川内行きに乗りました。
来た電車は、偶然、くまもんラッピング電車だったので、雨のゆううつも吹き飛びました。
阿久根から川内までは、37分。
途中の西方駅-薩󠄀摩高城駅間では、有名な人形岩(人が赤ちゃんを抱いて横を向いているように見える岩)がチラリと見えます。
肥薩おれんじ鉄道公式Twitterより引用↓
先日の「鉄オタ道子、2万キロ」という鉄道番組で見たばかりでしたので「おおっ!」と思いました。
晴れていたらすばらしい海の風景が見えたのでしょうけど、残念でした。
肥薩おれんじ鉄道では、「おれんじ食堂」という食事付きの観光列車も走っています。
おれんじ食堂公式サイト
ランチはなかなかのお値段ですが、宝くじでも当たったら、乗り鉄したいものです。
阿久根駅の駅印↓
Re: おはようございます
野球シーズン始まりましたね(*^_^*)カープ、好調でなによりです。
ホークスは最初はよくても去年のようにBクラスで終わることもあるから、油断できません。
地方鉄道は、どこへ行ってもラッピング電車、本当に多いですね。
とくに くまもんは九州中、どこへ行っても出会います。
短い桜の季節なので桜の花鉄撮り鉄に大忙しの毎日です(^_^;